株式会社NOTE

Q&A

Q.セシウム以外の核種は、原子炉からどれくらい放出しているのか?
 今後、除染作業で注視すべき核種は何か?
㈰ 今回の事故により環境中に放出された放射性核種と、その放出量は以下のように評価されます。
セシウム 1万2千テラベクレル(1.2×10の16乗 Bq)
ヨウ素 63万テラベクレル(6.3×10の17乗 Bq)
(原子力安全委員会発表値 東京電力ホームページより)
㈪ 現在、地表に沈着していて注視すべき核種は、セシウムです。
Q.地面に付着しているセシウムはどこまで飛ぶのか?
コンクリートやアスファルトに沈着したセシウムは、これまでの降雨により表面の隙間に入り込み、
飛散しにくい状態と考えられます。また土に沈着したセシウムは、土に強く保持される特徴があります。
そのため、地表に沈着したセシウムが再び空気中に浮遊して飛んでいくのは土埃といっしょと考えられます。
Q.放射線は、現在、空気中に存在しているのか?
今回の福島第一原発事故では、放射性ヨウ素や、放射性セシウムなど人工の放射性物質が環境中に放出されました。
これらの放射性物質は、広範囲の地域に拡散し沈着していきます。特にセシウム-137は半減期が約30年と長いため、事故から
9ヶ月余り経った今でも、土壌等に沈着したものからの放射線により、事故前の放射線量率よりも高い状態が続いています。
Q.放射線を含む土やコンクリート等を除去した後の廃棄物は
 どこに保管すればよいのか?また、誰が保管管理するのか?
弊社敷地内で保管管理することができます。
Q.自宅の庭等の除線作業を行い、表面汚染の数値は下がったが、
 空間線量率が思ったほど下がらない何故か?
今回の事故により放出された放射性物質は、広範囲に沈着しており、自宅の庭だけ除染を行っても、除染していない
周辺には放射性物質が残っています。その為、周囲からの放射線の影響で、空間線量率は大きく下がらない場合があります。